ヨウ素剤(安定ヨウ素剤・ヨウ化カリウム丸)の通信販売/通販・購入方法の簡単解説

安定ヨウ素剤の対象は子供だけ?

安定ヨウ素剤の対象は子供だけ?

チェルノブイリの原発事故の経験で、主に子供の甲状腺被曝にリスクが高いと分かっています。胎児、新生児、乳児、幼児、学童など、幼ければ幼いほど甲状腺癌の発がんリスクが高いことがわかっています。したがって、若年層ほど優先的に。逆に、40歳以上では甲状腺がん発症のリスクが低いため神経質になる必要はない。基本的には40歳未満が服用すべきとされている対象とされています。

 

このサイトでは2011年3月11日の震災直後から上記の情報を記載しておりました。なぜか政府もマスメディアもヨウ素を服用すべきであるという情報を積極的には流しませんでした。原発事故から1年がたって信頼できる情報源などが次々と明らかになって参りしましたので示しておきたいおもいます。そして広く国民一般のために残しておきたいとおもいます。正確な情報源として「原子力災害時における安定ヨウ素剤予防服用の考え方について」(平成14年原子力安全委員会・原子力施設等防災専門部会作成)の11ページ〜14ページを参照してください。

 

「原子力災害時における安定ヨウ素剤予防服用の考え方について」の該当箇所を引用します。

 

5−4 服用対象

 

(1) 年齢を考慮した服用対象者の制限
18歳未満では、放射線被ばくにより誘発される甲状腺がんの発生確率は成人に比べて有意な増加が認められていること、40歳以上では、放射線被ばくにより誘発される甲状腺発がんのリスクがないことから、安定ヨウ素剤の服用は、40歳未満の者を対象とする。
特に乳幼児は、甲状腺濾胞細胞の分裂が成人に比べて活発であり、放射線によるDNA 損傷の影響が危惧され、安定ヨウ素剤予防服用の効果もより大きいことを十分に認識する必要がある。

 

(2) 副作用を考慮した服用対象者の制限
・ヨウ素過敏症の既往歴のある者は、安定ヨウ素剤を服用しない。
・造影剤過敏症には、種々の要因による過敏症が含まれていて、その一部がヨウ素過敏症であると考えられている。しかしながら、造影剤過敏症に含まれるヨウ素過敏症の割合について推測することは可能ではない。したがって、全ての造影剤過敏症の者が、安定ヨウ素剤の服用により、ヨウ素過敏症症状を発症するとは限らないが、造影剤過敏症の既往歴のある者は、安定ヨウ素剤を服用しない。
・低補体性血管炎を有する者はヨウ素に過敏である場合があるため、その既往歴のある者又は治療中の者は安定ヨウ素剤を服用しない。また、ジューリング疱疹状皮膚炎を有する者はヨウ素に過敏であると考えられるので、その既往歴のある者又は治療中の者は安定ヨウ素剤を服用しない。ただし、これらの疾患は、我が国では、稀であるとされている。
ヨウ素過敏症の既往歴のある者、造影剤過敏症の既往歴のある者、低補体性血管炎の既往歴のある者又は治療中の者、ジュ−リング疱疹状皮膚炎の既往歴のある者又は治療中の者の安定ヨウ素剤の服用を防ぐため、安定
ヨウ素剤の配布時にも、上述の疾患に関する情報を明確に伝えることが必要である。また、これらの者に対しては、避難を優先させることが必要である。

 

(3) 服用に当たって注意すべき事項
・甲状腺機能異常症について
甲状腺機能異常症には、甲状腺機能亢進症及び低下症がある。甲状腺機能亢進症の大部分はバセドウ氏病によるものであり、ヨウ素を含む製剤はこの治療薬の一つである。また、甲状腺機能亢進症を有する者は、ヨウ素の甲状腺摂取率が上昇していることから、原子力災害時には、甲状腺機能亢進症を有する者は、安定ヨウ素剤を服用する。
甲状腺機能低下症のほとんどは慢性甲状腺炎によるものである。甲状腺機能低下症を有する者は、ヨウ素を含む製剤の服用により、機能低下が悪化するおそれがあるが、この場合は、ヨウ素を長期にわたり摂取し
た場合である。
慢性甲状腺炎を有する者が、ヨウ素を含む製剤の服用により、一過性の甲状腺機能亢進症を呈する無痛性甲状腺炎を発症することがあるが、これは、ヨウ素を長期にわたり摂取した場合である。また、甲状腺機能に異常を認めない慢性甲状腺炎を有する者が、ヨウ素を含む製剤の服用により甲状腺機能低下症を発症することがあるが、この場合も、ヨウ素を長期にわたり摂取した場合である。したがって、原子力災害時には、甲状腺機能異常症を有する者も、安定ヨウ素剤を服用する。
・結核について
結核を有する者が安定ヨウ素剤を服用すると「ヨウ素は結核組織に集まりやすく、再燃させるおそれがある。」とされているが、再燃を懸念するよりも、安定ヨウ素剤服用により放射性ヨウ素の吸入による甲状腺発がんリスクを軽減させる方が有益と考えられる。したがって、原子力災害時には、肺結核を有する者も、安定ヨウ素剤を服用する。
・新生児について
安定ヨウ素剤を服用した新生児については、甲状腺機能低下症を発症することがあるので、その早期発見・治療のために、甲状腺機能をモニターする必要がある。
・妊婦について
妊婦については、妊娠第1期では、妊婦自身の甲状腺が胎盤由来の絨毛由来性腺刺激ホルモンにより交叉刺激されている。このため、放射性ヨウ素の集積が高くなることが予測され、安定ヨウ素剤の服用による放射性ヨウ素の甲状腺への集積を抑制することが必要である。妊娠第2期、3期では、放射性ヨウ素が胎盤を通過し、胎児が被ばくするのでやはり安定ヨウ素剤の服用が必要となる。安定ヨウ素剤を服用した妊娠後期の妊婦より生まれた新生児については、その甲状腺機能をモニターする必要がある。
・授乳婦等について
授乳婦についても、安定ヨウ素剤を服用する。授乳婦が摂取したヨウ素の約四分の一は、母乳へ移行するといわれているが、授乳児については、母乳からの放射性ヨウ素の移行や安定ヨウ素の摂取を正確に見積もれないため、授乳を中止して人工栄養に替え、安定ヨウ素剤を服用させる。なお、ヨウ素を含む製剤の副作用情報等の動向にも配慮する。


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